りきまるの誤診から死までの時系列の記録は、妻の日記から辿ることができます。
しかしこの作業は、りきまるの苦しみを詳細に辿る作業となります。
これを書いている今日は9月11日で、りきまるが亡くなった日から1カ月以上が経過していますが、
どうしてもこの作業に向かい合える気持ちにはなりません。
このホームページのカウンタは、少しづつですが毎日アップしていて、読んでくれている方がいらっしゃいます。
同じような目に合う子と飼い主が、少しでも減るためにも、頑張ってこのページも書き上げていこうと思っていますが、
今はとりあえず、下に『概要』だけを何とか記しましたので、読んでいただけましたら幸いです。
1.半年以上の胃腸障害。
2.丘動物病院でアジソン病と誤診。
3.アジソン病の治療を始めた。
4.胃腸障害の改善は見られない
5.薬を増量
6.胃腸障害は悪化の一途をたどる
7.約5か月後、何も食べられなくなった
8.餓死同然で亡くなった
起こった事実だけを書くとこのようになりますし、要約すると
『腹を壊している子に、毒に等しい薬を与え続け、たった5か月で何も食べられない状態にし、死に至らしめた。』
このようになってしまいます。
これだけ読むと、最低の獣医はともかく、飼い主はこの間何してたのか?と思うかも知れません。
もしもこれが他人事であったなら、私自身そのように思ってしまうかも知れません。
しかし、渦中の時、病状がどんどん悪化の一途をたどり始めると、藁をもすがる思いから、
「これで食べられるようになりますよー」と言って、そのたびに出される薬に希望を持ってしまうものです。
丘動物病院院長は、耳障りのよい言葉を本当に沢山並べるのです。
今思えば、そうやってろくに話を聞かず、問診をせず、「はい、もういいですか?」という態度だったのですが。
まったくの手遅れでしたが、自分でも色々調べ、丘動物病院で与えられたフロリコットという薬に問題があるのだろうと、
これを止めたところ、何も食べられなくなっていたりきまるが、わずかですが、自分で食べることができました。
最後に訪ねた病院で、丘動物病院の診断は誤診で、このフロリコットという薬がすべての元凶であったことが証明されました。
治療経過を見ても、アジソン病のそれとはまったく違っているそうです。
新しい主治医は、正直、丘動物病院の診療内容に怒っていました。
それは、これが単純な誤診ではないからです。
わずか10日間お世話になっただけの動物病院が、受け付けの方も含めて、
りきまるの病状と苦しみと、私たちの無念を理解して下さり、お花まで送ってくれたのに対し、
10年以上通った丘動物病院の対応は、何から何までもが対照的で、最悪で、筆舌に尽くしがたいものです。
丘動物病院院長の、何でもない時のその愛想の良さとはまったくの正反対の行動に、私は驚きと怒りを禁じえません。