動物病院トラブルはネットで調べるとかなりあります。
もし人間の医者では一発アウトのことを繰り返していても、そのほとんどは明るみに出ません。
人間の医者の場合で気になる事例がありました。
糖尿病男児にインスリン投与させず 最高裁が殺人と認定
極端な例に思われるかも知れませんが、このような事が、獣医師に限っては起こらないとは言えません。
むしろ人間でない動物相手の方が、人間よりもこのような悪質な事件が潜在的には多いと考えるほうが合理的です。
ペットを愛していると自負しているのであれば、上記の例ほどではないとしても、獣医の質には非常に大きな差があることを、飼い主は認識しなければなりません。
これは、愛するペットに与える食事を吟味する事以上に大切なことです。
いざという時、命がかかった時こそ、適切な対応をとってくれる先生でなければなりません。
混んでる病院、流行っている病院が『いい病院』とは限りません。
できるだけ客観的に考えてみる必要があります。流行っている動物病院ってどのような病院でしょうか。
診察料が安い。立地がよい。新しくてきれい。獣医の人当りがいい。このようなところでしょうか。
どれもいざというとき、ペットの命を救ってくれることと直接関係ないことです。
つまり流行っているからといって、それを信頼のバロメータにしてはいけないということです。
今一度、普段通っている動物病院はどうなのか再確認し、その時に備えてください。
もちろんこれから記すことは、私たちの主観が多く含まれますが、参考にして頂けましたら嬉しいです。
今どきどこの動物病院でもホームページはありますが、ブログ、メール、ツイッター、フェイスブックなど別の窓口もある動物病院の方がいいのではないかと思います。
患者とのトラブルが多い動物病院は、クレーム対策として、窓口は電話だけに限定する傾向にあると思います。
丘動物病院ではブログは開業数年で閉鎖され、現在はメールでの連絡もとれない状態です。
問診がいい加減、時間をかけない。
これは基本中の基本で、患者(飼い主)の話に真摯に耳を傾けない獣医は絶対にだめだと思います。
そして医学的な説明をしっかりしないのもだめな獣医です。
獣医が『真摯に耳を傾けているかどうか』というのはペットが病気の時の当事者にはなかなか判断が難しいものです。
ペットが健康なうちに、いろいろ質問して、その質問対して適切な回答が返ってくるかどうが、見極めておくことが大切です。
ことある毎に「ストレス(精神的)」という言葉を口にするのは絶対にダメな獣医の特徴です。
診察する際、動物にあまり触らない、脈を取らない、触診しない。それどころか診察対象の動物をほとんど見ない(観察しない)。そういう獣医は、ろくに触らないため、手、腕にはほとんど怪我をした傷跡がありません。
「これでよくなりますよー」などと安易に飼い主を安心させようとする。
本当に深刻な状態で場合、飼い主が藁をもすがるような気分の時、どうしても耳障りのよい言葉を信じてしまいます。
根拠もなく「良くなる」などという言葉を口にするのは、真摯に治療に向かい合っていないことの証拠です。
薬の名前、飲み方をちゃんと説明しない獣医はだめです。禁忌事項、副作用についても訪ねてみましょう。
ちゃんと答えない、答えられないような獣医は絶対にだめです。
処方する薬の禁忌、副作用も説明できない獣医が信頼できるでしょうか。
犬の薬はほとんどが人間に使われるものと同じですから、ネットで調べると、効果、禁忌事項、副作用についてだれでも確認できます。念のため、飼い主の責任として自分でも説明書に目を通すことをお勧めします。
無意味に犬を褒め、飼い主に媚びる。「かわいいですねぇ」「かっこいいですねぇ」「賢いですねぇ」
これは他の方も仰っていました。
これまでにかかった、頼れるスペシャリストには媚びたところは一切ありませんでした。
愛想など必要ありません。ちゃんと話が通じて、ペットの命を守るために最善を尽くしてくる、それが多くの飼い主が求めていることです。