丘動物病院院長へ宛てた手紙

丘動物病院院長へ宛てた手紙全文

 以下に丘動物病院院長へ宛てた手紙を掲載します。(一部伏字にしています)
またこの手紙に反応した丘動物病院院長のその後の対応もお読み頂けましたら幸いです。

 〜〜〜手紙全文 ここから〜〜〜

2020年7月28日
私たち家族の柴犬、りきまるが息を引き取りました。
12歳と一カ月でした。

私は、りきまるの主治医であった、丘動物病院の院長である、あなたの事を絶対に許しません。

あなたがりきまるにしたこと。もし同じことをあなたの子供がされたら、どんな気分になるでしょう。

私はあなたを絶対に許しません。よく覚えておいて下さい。

話を始めます。
まず、私が判らないのは、あなたがどのタイプなのかということです。

1.スキルに問題。獣医師免許は何とか取ったものの、実際には最低限の知識、能力が無く、本当は診療にあたってはいけないレベル。
2.人間性に問題。いい加減、怠慢、そして傲慢、動物の命を軽く見ている。「客は次々来る。儲かればそれでいい。」
3.サイコパス。たまに適当なターゲットを見つけて殺し、動物が苦しんだり、家族が悲しむのを楽しんでる。

多分1と2の複合でしょう。今ならよく解ります。藪医者とはこういうものです。誤診で具合が悪くなった患者は、見切りをつけて他の病院にいきます。自分の診療が正しかったのか、誤りだったのか、治ったのか、悪くなったのか、藪医者には分からぬまま。
特に動物は言葉を話せない、病状を自分では説明できない。人間のように責任は問われない。獣医のスキルの差は人間の医者より大きい傾向にあるのでしょう。
3の可能性は低いでしょう。採血も満足にできない獣医が、サイコパスだとは考えにくいですから。

長い話になるので、始めに要約した結論から書きます。

あなたがしたこと

1.アジソン病だと誤診
2.途中で誤診に気付いたが黙っていた
(取り返しがつかないかも知れないと思った、あるいは面倒になった)
3.飼い主に無断で見殺しにすることを決めた
(あるいはそれについて考えないことにした)

その結果
りきまると私たち家族が、最後の数か月どのような地獄を味わったか、ここに記します。

前置きが長くなりました。
あなたがりきまるにしたこと、私たち家族に地獄の苦しみを与えたことの話です。

1年以上前から、何度も下痢、食欲不振を訴え、丘動物病院を受診し、6カ月前に受けた検査(わんわんドック)で、あなたにACTH検査の追加も勧められ、これもオーダーしました。その血液検査の結果を元に、りきまるがアジソン病だとあなたは診断、一刻の猶予もないと説明し、プレドニゾロンとフロリコットの投与を始めました。2月22日のことです。

「こんなに早い段階で、アジソン病が発見できることは少ないですよー。薬は飲み続けなければならないですが、ちゃんと長生きできますよー。」間違いなくあなたはこう言いました。

しかしこれは誤診で、りきまるはアジソン病ではありませんでした。
結論からいうと、この時期はまだIBDであった可能性が高いです。IBDの中でも潰瘍を伴うものだったかもしれません。
ところで潰瘍にフロリコットが禁忌であり、潰瘍を憎悪させる、副作用としても潰瘍を起こす可能性があるということははさすがにご存じだということでよろしいでしょうか。(しかしこの薬を食前だろうが食後だろうが、いつ飲ませてもいいってあなたは言ったのですが、これでよろしかったでしょうか。)
しかし、私があなたのことを絶対に許さないのは、単純に誤診でりきまるが死んだからではありません。その点、よく理解してください。

最後に訪ねた動物病院、〇〇病院では、これまでの既往歴について問診し、検査結果に眼をとおし、触診などを行い、私がりきまるの治療を時系列にまとめた数枚の紙を精査していただきました。(あなたが、診察台の上に置きっぱなしにして、目も通さなかった書類です。)〇〇病院では、最初に受付で説明し、ファイルをまとめて渡すと、診察室ではすでにデータ化されたその資料がネットワークで共有されていて、モニタを見ながら、これを元にいろいろ問診を行いました。(付け加えると、これを見せた他の市内の獣医師も、首を傾げていました。)あなたのように、常に話をはぐらかしたり、話題を変えたり、ヘラヘラとうわべだけの商売のトークとは違い、病状に真摯に向き合って耳を傾け、そこから医学的に考えられる様々な可能性を説明して下さいました。初診で30分以上かけて診察していただきましたが、15分ほどで、「これ、多分アジソンじゃないですね。」という話になりました。
「内視鏡検査を含め詳しく調べないと、断言はできませんが、
【 IBD > 低グレードリンパ腫 > 高グレードリンパ腫 】
という過程のどこかにあると考えらます。」このように仰いました。そして、内視鏡検査をやる場合、やらない場合の治療方針、メリットとデメリットなどを説明され、どれもが納得のいくものでした。

〇〇病院のりきまるの新しい主治医が初診で推定したこと、すべてその通りだったことが、後の内視鏡検査、生検の結果から分かりました。そしてやはりフロリコットが非常に悪い方向に働いたと考えらるという事でした。残念ながらりきまるは高グレードリンパ腫になっていたことが分かりました。
内視鏡検査で死んでしまうことがよくあるというあなたの言葉には、呆れていましたよ。
内視鏡検査を安全に行うスキルがあなたにないだけだったのですね。

一方、あなたからは
【話を適当に聞いて安心させて、薬を出して帰せばいい。薬は金になる。】
そんな言葉が体臭のように滲み出ています。気持ち悪いです。診察料は他の病院より安く、その分診察がいい加減、だいたい薬はジェネリックなのに、よその病院よりも随分高いのですね。何から何まで最悪です。

ちなみに、横浜のオーシャンズペットケアセンターも立派な獣医でしたが、歯の手術前に、あなたがりきまるに処方した抗生剤について「えー、これかー(はー)」と溜息をついていたことも思い出しました。

そしてもうひとつ、重要なことです。
りきまるは前の夏から下痢、食欲不振、体重減少で丘動物病院に通院していましたよね。それで検査(わんわんドック)を勧められ、私たちはお願いしましたよね。
この検査について、〇〇病院の先生はこのように仰っていました。
「そもそも、下痢、食欲不信と体重減少でその病院に何度も通って、2月にその検査受けたのですよね。それなのに胃腸の検査もしないで、なぜいきなりACTH検査やることになったんですか?」
「下痢、食欲不振、体重減少とくればまず胃腸を疑うのが普通で、順番がおかしい。これは当たり前の教科書的な話です。特に犬種から言ってもアジソンなんてことは普通考えない。」
「犬の状態や既往歴からいって、コルチゾール値が低く出ることはある。プレドニゾロンは出したとしても、内視鏡の検査を先にやらないなんてことはありえない。電解質の状態からいってフロリコットは必要ない。」
「フロリコットが病状を悪化させ悪い方向に作用した。」

さて、本題です。
以上を踏まえて、見えてくることは次のようなことです。

まず、あなたには、病気で弱っている子を安全に内視鏡検査を行うスキルがない。
だから、血液検査で容易に判断のつく病気に安易に結びつけた。
これはあなたの能力不足、人間的適性、怠慢、傲慢さが必然的に招いた誤診です。
最悪の診断です。

さて、ここからが私の訴えの本質です。

りきまるがアジソン病と診断されてからの通院過程(とは言ってもほとんどが薬を買いに行くだけでしたが)の中で、あなたの方から『内視鏡検査』という言葉を口にしたことを思い出します。しかしあなたは決まって、実際には内視鏡検査をしない方向に話を誘導していました。
「内視鏡検査をする病院を紹介することもできますが、アジソンの子はストレスに弱いから、内視鏡検査をすると、それで死んでしまうことがあるんですよー。それに内視鏡検査をしても、治療方法は変わらないんですけど、それでも内視鏡検査やりますかー?」
間違いなくあなたは私にそう言いました。

今思えば、『内視鏡検査』という言葉を使うこと自体、あなた自身、りきまるがアジソンではない可能性に気づいていた証拠です。それなのにフロリコットを0.1mgから0.2mgに増やした。その後も食欲不振と、下痢を繰り返し、何度も何度も相談に行っているのに、アジソンと言いつつも、血液検査によるモニタを行っていない。

そして、りきまるはついには何も、本当にひと口も、何も食べられなくなりました。

あなたは最悪の獣医です。

夕方の散歩から家に帰ると、妻は台所で夕食を作る。りきまるの分も含めて用意する。毎日、りきまるはそれをそばで、お座りや伏せの姿勢で、イイ子にして大人しく見ている。天ぷらのときは「りきちゃん危ないよー」と言うと、さっと台所から少し下がって廊下からお座りで台所を見ている。何気ない日常の幸せな場面でした。もう十年以上続く、妻にとって、りきまるとの楽しいコミュニケーションのひとつです。

りきまるは、自分がほとんど何も食べられなくなっても、それを続けました。夕飯の準備を機嫌よく待ち続けました。りきまるにとっても、欠かせない幸せな時間のひとつだったのでしょう。
以前と違うのは、その時にも薬を何錠も飲まなければならないこと。フロリコットは空腹時に飲ませるのは良くないはず。りきまるは腸が悪い状態なのに、いつ飲ませてもいいと言われていた。ほとんどが空腹時にフロリコットを与えてしまっていた。ほかにも6月からはプロナミド、フラジール、セレニア、当てずっぽうのように吐き気止めなどの薬を追加。それから、丘動物病院では薬の名前や働きなどを示したものを一切出してくれませんが、今どき他の病院では付けてくれるのが普通ですよ。

りきまるは家族を信頼し、もともと薬を簡単に飲んでくれる子でした。飲ませる薬を鼻先に持っていって、「この薬を今から飲んでね、あーん」というと自分から口を開けた。舌の上に薬を乗せると、自分でそれを飲み込む事ができる子だったのです。アジソンと診断され、薬が増えた時にも、最初はそうやってりきまるは頑張っていました。しかし、次第にフロリコットは激しく嫌がるようになって行きました。逃げるりきまるを捕まえ、仕方なく上顎を持って、口を開き、薬を口に入れ、マズルを掴み、上を向かせ、彼が諦めてごくっと飲み込むまで待つ。こうするしかありませんでした。
「この薬を飲ませなければ死ぬ」
あなたにそう脅されていたからです。

妻は、日々食が細くなっていくりきまるが、食べられそうなものは何でも試しました。大好きなもの、白身魚、鳥肉のボイル、鮭の混ぜご飯、牛肉、鯛、ゆで卵、チーズ、ドッグフードは色んな銘柄のものを片っ端から毎日のようにアマゾンで注文した。それでも食は細くなり続け、ついには毎日欠かさず食べていた、食後のおやつの小さなガム(グリニーズ)も口にしなくなりました。これも家族の誰かに持ってもらって少しずつかじりながら食べる。大切なコミュニケ―ションのひとつでした。
ショックでした。
食事は毎日のこと。幸せなだったはずのコミュニケ―ションが、妻とりきまるにとっては、辛い地獄の日々となりました。
「田中に地獄を見せられた。」妻が泣きながら実際に吐き捨てた言葉です。
今妻は台所に立つ事が精神的トラウマとなり苦しんでいます。

最後に丘動物病院に行った時、私が経過を時系列にまとめた紙に、あなたはそれにも目を通さなかった。そこには、あなたがこれまでにやってきた愚行が記されているからでしょう。
その後相談した、何人かの獣医師がこれにしっかり目を通し、首を傾げていました。

「このままでは、アジソンの前に餓死で死んでしまいます。もうフロリコットは2日前から止めています。」と言った私にあなたは、
「あーそーですか。薬が合わない子もいますからねー、じゃあ今後はフロリコットなしでいきましょう。」こう言いました。
あれほど、あんたが「飲まなければ死ぬ」と言っていた薬ですよ。

今、あなたに抱いてきた疑念は、確固たるものとなっています。
獣医として最悪、人間として最低です。

もう一度言います。
想像してみてください。同じめにあなたの子供があったら、どんな気分がしますか?

あなたは、自分の能力不足と人間的不適性、それに起因した重大な誤診を隠すため、途中からは意図して、私たちに無断で、りきまるを見殺しにしようと決めたのでしょう。

「この薬(フロリコット)は絶対に飲ませて下さい。飲ませないと死んでしまいますよ。」

あなたは繰り返し妻にこう言っていた。
それを飼い主に飲ませつづけさせた。

丘動物病院での点滴後、りきまるは瀕死となりました。ぐったりして動かす、呼吸は速く、辛そうでした。回復を信じ、自分で何も食べられないりきまるに、私達は療法食の強制給餌を行っていましたが、フロリコットをやめたところ、わずか数日ですが自分からから少しだけ食べることができ、この時7.5kgまで急激に下がってしまった体重を、数日何とか維持できていました。
そして、私は移動の負担も考慮して、りきまるの状態を観察し、この調子で体重が8kgまで戻ったら、〇〇病院を訪ねようと考えていました。フロリコットを飲まなくなってもよくなったりきまるからは、本当に安堵の様子が伝わってきました。その後たった数日でしたが、回復の兆しが見えたような気がしました。散歩の足取りもいくらか軽くなりました。
しかしそれもつかの間、食べたものを吐くようになってしまったので、予定を繰り上げ〇〇病院を訪ねました。(ちなみに〇〇病院では丘動物病院のことはよく知らないようでしたが、今回のことで有名になったと思います。)

最終的に激しい空腹感と強制給餌による不快な膨満感、激しい吐き気のなか、彼は餓死といってもいい状態で亡くなりました。フロリコットにより彼の腸は分厚く固く、動かなくなり、何も吸収できなくなっていたそうです。
ところであなたは、点滴の時にエコーをやりましたが、このことを(腸の状態)解っていたのに、私たちに言わなかったのですか?それとも、エコーで見ても、あなたのスキルではこのことが分からなかったのですか?それとも、それは認識したけど大したことじゃないと思ったのですか?いずれにしても、最悪です。

高グレードリンパ腫に移行はしていたものの、あんな死に方は餓死と変わりありません。最後の体重は6.2kgでした。

2月に内視鏡検査を勧めてくれていれば、りきまるは今も生きていたでしょう。
IBDを適切に治療していれば、寿命を十分にまっとうできた可能性も高い。

4月にフロリコットを0.2mgに増やしてから、血液検査について一切触れず、それをやろうとしなかったところを見ると、4月には誤診に気付いていたのでしょう?
いくらなんでも、あなたは4月には、「アジソンじゃないかも」と思ったんでしょう?
だって、アジソン病の普通の治療経過とりきまるの状態は、かけ離れているでしょう?
もしこれに気付かないって、獣医のスキルとしてかなりの問題ですよね。
あなたよりずっと若い獣医が、問診で15分で気付いたことですよ。

せめてこの時に、誤診を認め、説明し、私たちに相談していてくれていれば・・・
はっきり言って、できないなら「できない」、わからないなら「わからない」って言ってくれれば、このような苦しみは避けられたはずです。

少なくとも、吐き気で食べられない食事を台所で待ち続け、匂いだけ嗅いで、「お母さんありがとう」と言って我慢するなどという、悲惨な苦しみを味わわずに済んだはずです。
これがあなたに想像できますか?
同じことがあなたの子供に起こって、あなたの奥様は耐えられるでしょうか?

4月のある日、りきまるは私に向かって人間がしゃべるみたいにして、数分にわたって何かを大きな声で訴えました。次の日も同様に私に何かを訴えました。彼の懸命さがあなたの貧しい心でも想像できますか?このようなことは、りきまるの一生でこの時だけです。

あの時、りきまるが何と言っていたか、今、私には分かります。
あの子のすることには、いつも必ず理由がありました。そう思っていながら、彼のメッセージを拾いあげられなかった自分に悔いが残ります。

人でなしのあなたにはどういうことか、わからないでしょうが。

最後に
しかし別の可能性として、

【あなたは本当に誤診に気付かず、衰弱していくりきまると、懸命な飼い主を前に、最後にはただどうしていいか分からず、頭を抱えていた。ただただ無能だった。】

ということもあり得ます。
だったら、病院を、獣医を名乗るのを、止めてほしいです。
どちらにせよ、最悪な獣医であることに変わりはありません。

獣医である前に、命に向かい会う仕事に就く資質に欠ける人間です。
獣医である前に、社会人として、障害を解決する基礎的判断力に欠ける人間です。

本当に辞めて欲しいです。

忘れないで下さい。私はあなたを絶対に許しません。

 〜〜〜手紙全文 ここまで〜〜〜

 この手紙を出した数日後、丘動物病院の院長は、謝るフリをして私の家にやって来て、 なんと「私の妻が恐怖を感じていると言っている。」とクレームを付けていきました。
丘動物病院院長のその後の対応にその様子を書きました。絶対に許せません。

ホームに戻る





inserted by FC2 system